2020年新春、ラッパー3名が日本の伝統的な話芸「落語」をビートの上で書き下ろした新作ショート落語を一席お届けするRED BULL MUSICの新企画「ISSEKI(一席)」が公開となった。
落語家・月亭太遊の監修のもと、ラッパーが古典噺をベースに短編の新作落語を書き下ろす本企画は、本来の落語にはないはずの《ビート》の上で語る、新感覚の2分間となっている。
今回挑戦するのは上方(関西)からはHIDADDY(韻踏合組合)が、古典『ん廻し』をベースにした一席を。田我流が挑んだのはユニークな世界観の古典『頭山』の舞台を地元・山梨県の一宮町に移した小噺。そして紅一点・ゆるふわギャングからNENEが古典『蛇含草(じゃがんそう)』をベースに、流行やインスタ映えに依存するライフスタイルを可笑しく風刺した一席を披露。
さらに、この実験的な取り組みにビートメイカー・Seihoが参加し、独自の世界観をプロデュース。落語もラップも《語り口/フロウ》にこだわり抜いた《言葉》の芸能の最高峰は巧みに操るラッパーなら、「言葉」を軸にしたHIPHOPと落語の邂逅となっている。
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